こだわりの純日本製生地

工場内に響く織機の音。

経糸と緯糸が交わり、

一つの織物へと導かれていく。

私たちのこだわりの精神を込めて。

私たちが作る織物

当社では様々な用途に使われる織物を作っています。

布団や枕に使われる寝具用生地
シャツやパンツに使われるカジュアルアパレル生地
カーテンやソファーに使われるインテリア用生地
ハンドクラフト用生地
作る織物の種類はたくさんあります。
こちらでは織物の企画から生産の流れをご説明します。


素材の選択と織物の企画・設計

繊維にはたくさんの素材があります

天然繊維

植物繊維、動物繊維などの自然由来の繊維です。植物繊維では綿や麻、動物繊維では羊毛や絹が代表的です。サスティナブルな基本素材です。

再生繊維

木材パルプや綿などに含まれるセルロース(炭水化物の一種)を熱処理し、再生して作った繊維です。レーヨンやキュプラといった繊維が代表的です。

合成繊維

石油などを原料とし人工的に作られる繊維です。ポリエステルやナイロン、アクリルなどがあります。強度や耐久性に優れています。


織物の材料は糸です。

織物は経(タテ)と緯(ヨコ)の糸を組み合わせて作られます。
上記の素材を原料とした太い糸、細い糸、ムラのある糸など様々なものがあります。

織物といっても種類は様々です。

織物と一言で言っても種類はたくさんあります。
平織・綾織・朱子織という三原組織、柄のあるドビー組織など織り方も様々です。
使う素材や糸によっても織物の姿は変わります。

織物を設計します。

素材、糸、織り方の組み合わせにより、織物設計の可能性は無限大です。
シャツ、パンツ、寝具などどのような最終製品を作るか想定しながら、
使用する素材、糸の種類と量、織り方、生地のサイズ(巾)などの
最適な組み合わせを考え、織物の企画・設計をします。


荒巻(あらまき)工程

たくさん並んでいる白い物、これはすべて糸です。長い糸がグルグル巻かれています。この糸巻きは、その形になぞらえ「チーズ」や「コーン」と呼ばれます。
一つの糸巻きを形成する糸の長さは、その太さによっても様々です。
短い物でも30,000m、長い物だと120,000m以上の物もあります。動画のように並べた糸巻きを綺麗に揃えながら、更に大きな糸巻きへと巻き取っていきます。これが織物の経(タテ)糸となります。
この工程は荒巻(あらまき)と呼ばれます。


サイジング工程

ひと言でいうと、糸を糊でコーティングする工程です。荒巻によって綺麗に巻き取られた糸ですが、このままではまだ織ることが出来ません。糸からは毛羽(けば)と呼ばれる繊維が無数に出ており、この毛羽が織る際の邪魔になってしまいます。また、織機は高速で稼働するので、そのままの強度では糸が切れて織ることが出来ません。そこで、糊で糸をコーティングすることによって毛羽を抑え、糸の表面を滑らかにし、製織中の摩擦を少なくすると共に糸そのものに強度を持たせます。これがサイジング工程です。糊は澱粉などの水溶性材料が使用されているので、染色加工の際に洗い流されます。


製織工程

荒巻・サイジング工程を経て準備された経糸を織機にセッティングし、製織がスタートします。織機というと皆さんには中々馴染みがない機械かもしれません。でも昔話の「鶴の恩返し」を御存知ではないでしょうか?鶴が恩返しの為に、夜な夜な「パタッ、パタッ」と機(はた)を一回一回ゆっくりと動かします。昔話では手織りの機でしたが、現在の最新鋭機は動画のように「カシャカシャ」という音を立て続けながら超高速で回転します。空気の力で緯(ヨコ)糸を打ち込んでいきます。最新鋭の日本製織機が私たちのモノづくりを支えています。


検査・仕上工程

織物が出来上がったら、検反(反物の検査)をします。出荷基準を満たした織物は仕上(出荷できる形態にすること)に回されます。織物の性質によって、1メータ毎に畳んで梱包したり、ロール状に巻き取ったり様々です。

出荷

仕上げられた織物は、御客様の指定地に出荷されます。



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